【カバチタレ−若き頃は裏稼業??】
週刊モーニングで、先週一つの章が完結した・・・
このお話のつぶやき・・・
初秋の頃だったか、『特上カバチ!!』の原作者田島くんからの電話あり。
田島−『今度、大野先生の若い頃を題材にしてカバチを書きたい』
『ついては極貧の生活から7つの異業種を転職し一念発起して資格を取ったと言う、単なる
波乱万丈の成功物語では漫画としては面白く ないので、行政書士・司法書士に成る前の
その仕事は裏稼業の事件屋として名を馳せ、加えて奥様にも 水商売で貢がせるような〜
の設定としたいのですが如何でしょうか?』
大野−『フィクションの世界だとはいえ、一般の読者はある程度までは事実だと思い込んでし
まう部分もあるんよね・・
こないだも得意先の若い営業マンが、−先生のところは相続手続きや登記関係で結構お忙しいのに、カバチタレに出て来るような仕事をこなすのはすごいですね−』
と感心されてしまったのには苦笑いしたが、『私の若い頃を裏稼業の事件屋にするのは
100歩譲って何とかOKだが、妻の水商売でウンヌンは絶対にダメだよ。』
田島−『分かりました、それでは奥様に替えて恋人で許可してもらえませんでしょうか?』
大野−『うぅん・・・まあそれならOKとしょうか・・・』
田島−『有難うございます−面白い連載にします』
こんなやりとりで始まった連載『大野所長の過去』は、漫画としては確かに面白い・・・
読者を引きつけるものが確かにある・・
しかし、やはりである!
とある得意先主宰の忘年会での複数参加者からこんな声があった。
『大野先生は凄いですね。』
『若い頃は凄まじい生き方だったんですね。』
『事件屋をされていたとは知りませんでした。だから迫力が違うんですね。』
などウンヌンと・・
大野−『一寸試してみませんか?例えば貴方から相続手続きサポートの依頼を受けて鳥瞰図的
かつ、適格に処理する私のその生の姿を見て頂ければ、案外親しみ易い等身大の大野の
姿が見えるとおもいますよ・・
と酒席ならではの軽い受け流し方をしたものである。
いずれにせよ、漫画カバチタレのモデルとなったことによってその認知度UPは間違いない事
実なれど、これらの事はある種、笑って甘受すべきことなんだよなーと日々微苦笑する最近
のカバチタレこと大野であります。
この章を見逃した方は、単行本を・・・