近年の基本的な葬儀費用の全国平均は、約120万円から150万円だそうです。
飲食代や香典返しなどを含めると、総額200万円前後になることも少なくなさそうです。
決して安くはないまとまった出費となるため、葬儀費用の負担をめぐって、相続人の間でちょっとした問題になるケースがあります。
葬儀費用の負担に関しては諸説ありまして
①喪主が負担する。
②相続人が負担する。
③亡くなった方の遺産から負担する。
④慣習等に従う。
過去の判例では、上記①②③もあるようですが、ご葬儀の形態・様式には様々あり、地域によっても千差万別ですので、
事案ごとに判断することになるかと思います。
費用の請求は喪主宛てですが、支払いは相続人が話し合いによって、負担者や各自の負担額も決めることができます。
相続財産から葬儀費用を負担し、残りを相続人で分配することも可能です。
相続税の対象となる場合、葬儀費用は相続財産から控除できるものもあります。
かかった費用はメモを取り、領収書を保管しておくようにしましょう。
いずれにしても、ご葬儀の費用負担をめぐって揉めることがないよう、事前に話し合っておくと安心です。
当センターでは、遺言など生前対策や相続のことについてご相談に対応しておりますので、ご不明なことや気になることがあればお気軽にご相談ください。
(ご相談は無料です)